[AWS のカードゲーム!?] AWS Skill Builder の新しいコンテンツ「AWS Card Clash」を遊んでみた
こんにちは、大前です。
いつの間にか AWS Skill Builder で AWS をオンラインで学ぶ | デジタルトレーニング | AWS に新しい学習コンテンツとして AWS Card Clash が追加されていました。
クラウドの世界に飛び込む準備はできていますか?AWSクラウドのアーキテクチャーと設計を魅力的な方法で、切磋琢磨しながら探求するために、役割を選択してください。この3Dバーチャルカードゲームで、AWSクラウドサービスに関する知識を深め、ソリューション内でのインターフェイスを学びましょう。AWS Skill Builderのすべてのバージョンで利用可能です。
(公式ページ上の紹介文を翻訳ツールにて和訳)
AWS Card Clash はゲーム型の学習コンテンツとなっており、AWS Cloud Quest に続くゲーム型の学習コンテンツが追加された形になります。
現状対応している言語は英語のみで日本語対応はまだですが、無料で利用できるということで遊んでみたいと思います。
AWS Card Clash を登録する
AWS Skill Builder にログインし、コースカタログにて「ゲームベースの学習」でフィルタリングすると AWS Card Clash が表示されます。
他のコースと同様にコースを登録すると、"PLAY NOW!" ボタンが表示されるのでクリックします。
ブラウザ上で AWS Card Clash が起動します。
遊び方
ゲーム起動直後のメインメニュー画面に "QUICK TUTORIAL" があるので、こちらから遊び方を確認していきます。
目的や勝利条件など
カードを正しい位置に配置して、正しいアーキテクチャを完成させることが目的とのこと。カードを配置するためには "エナジー" が必要で、エナジーを増やすためのカードもあるようです。
アーキテクチャが完成 or デッキからカードがなくなった時点 でポイントが高い方が勝ちとのことです。
ゲームの進め方
カードをおく場所(スロット)には必要なエナジーポイントが設定されており、カードを配置するには画面左下にあるエナジーを消費する必要があります。
各ターン初めに、手札が 6枚になるようにカードが引かれ、またエナジーポイントが 1増えます。
「エナジーカード」と呼ばれるカード利用することで、エナジーポイントを増やすことができます。CloudFormation や CDK などがエナジーカードとして役割を持っているようです。
どのタイミングでカードを配置するかが戦略として重要とのこと。
「AWS サービスカード」を選択するとそのカードに記載されたサービスの説明が確認できます。
スロットを選択することで、そのスロットにどんなサービスを配置すれば良いのかについて、ヒントを得ることができます。
指定のエナジーポイントを消費すれば、相手が配置したサービスカードを自分のカードで上書きすることもできるとのこと。
自分のカードを上書きされたくない場合は、「セキュリティカード」と呼ばれるものを自分が配置したカードに設定することで、上書きを防ぐことができるようです。
不要なカードは、画面右側にあるゴミ箱にドラッグ&ドロップすることで捨てることができます。
特にやることがなくなったら、「End Turn」をクリックすることでターンを終了します。
残りの部分は、ゲームの目的や勝利条件について改めて述べられています。
ここまでの説明でも出てきましたが、カードの種類は サービス / エナジー / セキュリティ の 3種類があります。エナジーカードはデプロイや開発周りのツール、セキュリティカードは文字通りセキュリティ関連サービスが使われているようです。
遊んでみた
遊び方もわかったところで、実際に遊んでみます。
ゲームを開始すると、まずステージ選択画面に遷移します。(心なしか Cloud Quest より 3D モデルの質が高いような・・・?)
Cloud Practitioner / Serverless Developer / Solutions Architect の 3つが確認できますが、現状は Cloud Practitioner のみ提供されているようです。他のコースは今後追加されていく模様です。
今回は Cloud Practitioner をやっていきます。
ステージ選択画面に遷移しました。どうやら全部で 15ステージある模様です。
1ステージ目を選んでみます。
早速ゲームがスタートし、ゴリラとの対戦です。
ゴリラが先行で、EC2 を配置してきました。今回はよくある ELB + EC2 Auto Scaling + RDS 構成でしょうか。
自分のターンです。手札にエナジーカードがあるので、まずはこれを使います。
エナジーカードに書かれていたポイント分(今回は2)、エナジーが追加されました。
続いて、不要なカードを捨てます。今回の構成だと DynamoDB や Lambda が不要なのと、Auto Scaling Group は 2枚あるので片方捨てちゃいます。
Auto Scaling Group が配置できそうなので、エナジー消費してカードを配置します。今回配置には 3エナジー必要だったため、エナジーがちょうど 0 になりました。
このような流れで、自分の手札やエナジー、場の状況を見つつ、相手よりもポイントを稼ぐようにカードを利用していきます。
最終的には下記のように Auto Scaling Group と Read レプリカ 以外を確保することができ、9-5 で勝利しました。
戦略的な話
一応カードゲームなので、戦略的な感想も書いておくと、エナジーカードが非常に強いと感じました。そのターンにできる行動の幅が広がるので、有利を取りやすくなります。
そのため、中途半端にカードを抱えるよりは、積極的にカードを捨ててエナジーカードを引きに行く方が良い気がしました。
また、セキュリティカードで保護していないカードは簡単に上書きされたり、ボスの能力(??)で壊されたりします。そのため、無闇にたくさんのカードを配置するというよりは、1つずつ確実にスロットを確保していく動きが良さそうです。
おわりに
AWS Skill Builder の新しい学習コンテンツである AWS Card Clash について紹介しました。
やってみると意外と戦略性があるので、対人戦ができるようになると面白そうです。
また、よくあるアーキテクチャの構成をずっと眺めながらカードを配置していく形になるので、自然とアーキテクチャの構成やそれを構成するサービスの役割についてイメージが持てるようになるのではないかと思います。
ご興味持った方は、是非遊んでみてください。
以上、AWS 事業本部の大前でした。